レンブラント自画像

水彩画をやってはや10年、なかなか壁を超えられない。私が好きなのは人物画で、そうとう描いているが難しい。そんな時、レンブラントの自画像を見てショックを受けた。 絵のテーマで一番売れないのが自画像だ。自分以外の人が興味を持つ訳がない。この頃、貧乏だったレンブラントはおそらく自分の為だけにこの絵を描いたのだろう。そこに描かれているのは人生の年輪を経て疲れた中年男性が、気弱に微笑むでもなく、泣くでも無いなんとも複雑な表情をしている。希望に破れ、情けない自分。それを描ききった技量が卓越している。人に評価されなかったのに、余りにも巧い技をもって貧乏していた。絵画の道の奥深さを教えてくれる一枚だ。


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