• Dr.Keiichi Kobayashi

ホロコースト博物館

Updated: Mar 16, 2019

先日、ワシントンDCでホロコースト博物館にいってきた。英語には一人二人を殺すなら、Homocide(殺人罪)という単語が存在するが、数百万人を殺した場合、その罪をなんといったらいいのか単語に困り、Genocideという単語が作られた。その張本人がこの人、アドルフ・ヒトラーだ。 生い立ちは、虐待する父に溺愛する母の家庭で育った。このパターンは本当によくなくて、スターリンも似たような家庭環境で育っている。あまりお勉強も得意ではなかったようで、画家になろうと美術学校を受験するが不合格。親も死んで一時は路上生活者にまで落ちぶれた。ところが、第一次世界大戦が始まり、軍隊に入ったヒトラーは、よっぽど軍隊が相に合ってたのか、生き生きとして勲章をいくつももらった優れた下士官となる。ここら辺までヒトラーは、どちらかというと気が弱い、おどおどしたおとなしい人間だった。ヒトラーが変わったのは、塹壕で毒ガスにより目が見えなくなって、陸軍の病院に入院した後だ。どうも軍医に変な人がいたみたいで、ヒトラーに変なことを吹き込んだらしい。退院したヒトラーは憑き物が憑いたみたいに鋭い目つきとなり、熱烈な狂信的愛国者と変わっていた。 ヒトラーの特技というか、長所に演説がうまい点がある。演説というか、扇動アジテーションがうまい。頭の弱い人間達に自信たっぷりにある方向を扇動する。戦争に負けて自信を失い、経済もボロボロだったドイツに、ドイツ人は優秀なんだ。悪いのはユダヤ人だと、やったのだ。自信を失った民衆を励ますのに、人種差別を使ったのだ。卑怯といえば卑怯だが、これが結構効いた。ヒトラーは政権をとり独裁者となり、経済を立て直した。高速道路という概念を作ったのはヒトラーで、道幅を計算していざとなったら飛行機の滑走路に使えるように設計した。ヒトラーの経済政策は成功し、ドイツは再軍備を始める。ドイツが考えた陸軍は、それまで歩兵が中心だったのを変え、戦車を中心とした機甲化部隊、歩兵には単発の銃ではなく、自動小銃を装備させ、それまで誰も聞いた事もないミサイルの開発、はては核爆弾の開発までしていた。 戦争を始めると、うまい電撃作戦でフランスを攻略、イギリス軍を命からがら逃げ帰らせた。ここまではヒトラーは作戦を作るプロの参謀達の意見通りやっている。しかし、物事がうまくいくと、それを自分の手柄とし、傲慢になってしまうのはよくある話しだ。皆がやめとけと止めているにもかかわらずソ連に攻めてしまう。しかも、その際も参謀が立てた作戦に従っていればソ連は降伏しただろうと言われているが、ヒトラーは余計な口出しを多数やり、勝てる戦争も負けてしまう。 かくして、ナチスは滅びたのだが、アメリカは本当にナチスが大嫌いだ。私はアメリカ合衆国の医療移民審査官をしているが、アメリカ合衆国が移民を絶対に認めない対象者にナチスがある。ナチだけは勘弁してくれ、アメリカに来てくれるなと今でも言われている。



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